2025/06/18 17:38

現在、世界中で「ジャパンヴィンテージ」への注目が高まっています。特に戦前〜戦後の日本で実際に使用されていた衣服は、素材・柄・縫製にその時代の美意識と生活文化が色濃く反映されており、アートピースとしても高い評価を受けています。

今回ご紹介するのは、昭和初期〜中期にかけて作られた綿麻素材の野良着(上っ張り)です。軽やかで通気性の良い綿麻地に、繊細な小紋柄が全面にあしらわれた一着。羽織紐付きで着脱も簡単、カーディガンやジャケット感覚で現代の装いにも自然に馴染みます。

もともとは農村の作業着として作られた野良着ですが、その合理的な構造や無駄のないパターンは、現代のスローファッションとも親和性が高く、サステナブルなライフスタイルを志向する層にも響くアイテムです。

また、海外のヴィンテージファンの間では、日本特有の「boro(襤褸)」や「刺し子」と並び、こうした実用衣としての野良着も非常に人気が高まっています。リメイクやアートワークの素材としても注目されており、実際に欧米では数万円で取引されるケースも珍しくありません。

一点物ならではの味わいを大切にしたい方、日本の伝統を日常に取り入れたい方、世界とつながるファッションに関心のある方に、ぜひ手に取っていただきたい逸品です。


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