2025/07/06 16:51

昭和初期から中期にかけて仕立てられた、日本のヴィンテージ羽織をご紹介します。
綿素材の柔らかい着心地と、細かな縞模様が織りなす落ち着いた佇まい。そして何よりも特徴的なのが、裏地に使われたクレイジーパターンの大胆な布使い。羽織の裏側にこれほど個性が込められているのは、まさにこの時代の手仕事ならではの魅力です。

もともと羽織は、江戸時代に男性の礼装として始まり、明治以降は普段着にも広まりました。昭和初期になると、裏地に遊び心を加える文化が生まれ、「見えないおしゃれ」として楽しまれてきました。本品もその流れを汲む一着で、まるで着るアート作品のようです。

近年では、こうした羽織が「ジャパンヴィンテージ」として世界中で再評価され、コートやジャケット感覚で現代の装いに取り入れるスタイルが人気を集めています。和の要素を自然に取り入れられるこのアイテムは、日常に静かな個性を添えてくれる存在です。

この羽織は、通常よりもやや丈が長く、洋服との相性も良好。カジュアルにもシックにも着こなせる、まさに一点物のヴィンテージ。裏地の魅力を引き立てる着こなしも、ぜひ楽しんでみてください。


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