2025/08/03 17:44
昭和後期に仕立てられた珍しい緑色のヴィンテージ羽織をご紹介します。風景画が描かれた美しい羽裏付きで、ジャケット感覚で和洋ミックスコーデが楽しめる一着。個性派ファッションや海外でも高評価の和装スタイルに最適です。
今回ご紹介するのは、昭和後期頃に仕立てられた、とても珍しい「緑色」のメンズ羽織です。
和装において緑はあまり使われない色であるため、当時としてもかなり個性的な一着だったことがうかがえます。
素材は交織と思われ、しっかりとした張り感のある生地。表地には独特のテキスタイルデザインが施されており、羽織単体でも十分に存在感があります。
そして注目すべきは「羽裏(はうら)」です。裏地には、日本家屋や自然、旅人と思しき人物の姿が描かれ、まるで一枚の絵画のよう。羽織を脱いだときや、ふとした動きの中で見えるその柄は、まさに“粋”の世界を感じさせます。
羽裏とは、江戸時代以降に発展した「見えないお洒落」。持ち主の趣味や個性を密かに表現する手段として、羽裏にはあえて派手な柄や物語性のある絵が用いられてきました。
このような羽裏付きのヴィンテージ羽織は現代ではほとんど出会うことができず、特に男性用となると非常に希少です。
さらに近年は、羽織を「ジャケット」として楽しむスタイルが国内外で注目されています。Tシャツやデニムと合わせて、和洋折衷のコーディネートを楽しむ方が増え、海外のヴィンテージファンの間でも高く評価されているアイテムです。
普段着に取り入れるだけでなく、アートピースやコレクションとしても価値ある一着。
ぜひこの機会に、“着る文化”を日常のファッションに取り入れてみてください。
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