2025/08/19 15:24

昭和40〜50年代、日本の家庭には手芸ブームの風が吹いていました。家庭用ミシンが普及し、雑誌や手芸本には型紙が掲載され、布や糸を買って自分でバッグや小物を作る文化が広がっていたのです。その中で人気を集めたのが、丸いリングの持ち手が特徴的な「グラニーバッグ」。

このバッグは、持ち手にプラスチック製のリングを用い、フェルト生地で作られたものが多く、当時としてはモダンで遊び心のあるデザインでした。丸みを帯びたフォルムと大きなリングの組み合わせは、洋服にも合わせやすく、若い女性や主婦層まで幅広く使われました。まさに、昭和の暮らしの中で日常使いとして親しまれたアイテムです。

当時の生活を想像すると、バッグを手に街へ出かけたり、近所の商店へ買い物に行ったり、友人とのお茶会に持っていく姿が目に浮かびます。家庭で作られることも多く、「お母さんの手作りバッグ」として家族の暮らしに寄り添っていました。

現代では、こうした昭和レトロのバッグはヴィンテージ雑貨として再評価されています。懐かしさを感じさせる見た目はもちろん、普段使いのサブバッグとしても、インテリアのアクセントとして飾るのもおすすめです。昭和の暮らしや文化を感じたい方、レトロファッションやヴィンテージ小物が好きな方にぜひ手に取っていただきたい逸品です。


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